まずはこのCMをご覧いただきたい。



お分かりいただけただろうか。


わからないという方のために、詳しく見ていこう。
エコカー減税をカレー、補助金をあげパンに例えて説明しているこども店長に、女性が「炭水化物多くないですか?」と質問している。
こども店長に習えば、炭水化物とはカレーとあげパン、すなわちエコカー減税と補助金のこと。
差し替えてみると、もはや一目瞭然。

エコカー減税、多くないですか?

驚かないでほしい。
これはまぎれもなく今現在流されているトヨタ自動車のCMなのだ。
世界一売れているハイブリッドカー・プリウスを擁し、エコカー税制で最も利益を得ている企業のCMなのだ。



いや、だからこそ、疑問を投げかけずにはいられなかったともいえる。
自動車業界、それもトヨタ自動車という一企業に偏って有利な税制。
金融危機という免罪符がなければ、利益供与と批判されてもおかしくはない。
乾いたぞうきんを絞って利益を出してきたトヨタ自動車は、棚ぼた利益に戸惑っているのだ。

こども店長は女性の質問に対し、「否めません」と答えている。
ハイブリッドカーの好調は税制による短期的なものだと、トヨタ自動車はCMにあっても自らを戒めているのだ。



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おごる平家は久しからず。

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