テレビでやらないことをつついていくよ
海外ネットでG20のタックスヘイブン撲滅宣言。
ブラックリスト入りはなんとか免れたものの、これで金融機関が衰退しそうだと心配するスイス市民。
カリブ海に浮かぶアンティグア・バーブーダもタックスヘイブンの１つ。
スイスのプライベートバンクもオフィスを構え、金融が経済を支えている。
しかし今年の２月、最大手の銀行がタックスヘイブンの仕組みを悪用して顧客の資産をだまし取ったとして、最大手の銀行が営業停止に。
規制強化にアンティグア政府の人も反発。
グローバル化を非難しているポリー・トインビーさんは規制を強めるべきと言う考え。
金融を優遇する一方で、労働者を低賃金で働かせる政策は改められるべき。
単純な話として、タックスヘイブンに口座をもっているやつらの税金は、我々が代わりに支払っているわけで。
労働条件の悪化や、失業という形でも間接的にかかってくるのです。
関連
トインビーさんの本。
イギリスの過酷な格差社会を身をもって体験したルポ。
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例のWBS金曜特集。
G20で規制強化が決定したタックスヘイブン（租税回避地）。
タックスヘイブンを監視する民間団体タックス・ジャスティス・ネットワークによれば、タックスヘイブンには約１１００兆円が預けられていて、それによる脱税額は２４兆円、金融危機もタックスヘイブンの秘密主義で悪化したという。
OECDが発表したタックスヘイブンのリスト。
顧客の情報を守ることで知られていたスイスのUBS銀行も、アメリカの開示要求に屈して情報を提供。
UBSの問題について本を書いたミレット・ザキ（Myret Zaki）さんは、UBSの秘密主義を批判。
タックスヘイブンの１つ、アンドラ公国は人口７万５０００人の小さな国。
年間１０００万人が訪れ、観光収入がGDPの６０％を占める。
付加価値税も安いため、酒やたばこを買いに周辺の国から買い物客がやってくる。
「タックスヘイブン」の著者、クリスチアン・シャヴァーニューさん。
タックスヘイブンは周辺国と軋轢を生み、その秘密主義が金融危機を悪化させたと電話取材に答えた。
言われてみれば、たしかにそう。
資産が見えないんだから、リスクも見えない。
テロに脱税、そこに加えてインチキ金融商品の温床となっているというのだから、G２０でやり玉にされるのもしかたない。
関連
タックスヘイブンのブラックリスト公表、中国の反対で先送りも 産経
橘玲さんとかこのシリーズとかはよく読んだので少し古い本だけどオススメ。
