群馬大医学部附属病院で、水道水(井戸水含む)で溶いたミルクを飲んでいた乳児が酸欠症状。
原因は井戸水に含まれていた窒素化合物。

窒素化合物汚染の原因は近隣で使用された肥料などが原因の可能性があり、欧米では死亡例も報告されている。
なお北海道では窒素化合物汚染の対策として、乳児に井戸水を飲ませないよう指導している。

病院で乳児10人がメトヘモグロビン血症 井戸水由来の水道水が原因 朝日新聞
同じ病棟に入院中の乳児17人の血液を検査したところ、10人がメトヘモグロビン血症を発症していた。10人は直前に粉ミルクを飲んでいたことから、原因は院内の水道水と特定。水質検査をしたところ、基準値の1万2千倍以上の窒素化合物などが含まれていたという。




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応急対策 【飲用井戸対策(保健所、関係市町村衛生担当部局、水道事業者等が連携)】
 硝酸性・亜硝酸性窒素が飲料水中に多く含まれていると、特に乳児は、血液の酸素運搬能力が阻害され健康を損なうおそれがあることから、乳児がいて井戸水を飲用している家庭に対しては、市町村の協力を得ながら、注意を喚起し、乳児の飲用水には水道水やミネラルウォーターなどの汚染されていない水を用いるよう指導しているところです。