遅れながら映画「ミッドサマー」を見たのですが、映画「ベニスに死す」に絶世の美少年役で出ていたビョルン・アンドレセンが、姥捨される老人の役で出ていてかなり驚きました。
思えば「ベニスに死す」は1971年の映画なので、そこから50年も経てばそうなるのも当たり前なのですが。

ミッドサマーは北欧神話系カルトの村を研究に来た学生たちが、予想通りひどい目に合うという映画です。
今までは古代インカ帝国とか、パプアニューギニアとかが生贄ものの題材となっていましたが、北欧スウェーデンという題材は新しいですね。
キリスト教が広まる以前のバイキングたちはよく生贄とかやっていたらしいですが。
その生贄の風習「血のワシ」を再現してあるところは惨たらしかったのですが、花や蔦で美しく飾りたてた祭りの風景は「借りぐらしのアリエッティ」のようでもありました。