長崎市青山町の青城公園付近の私道(個人や法人が所有する位置指定道路)で揉めて所有者が通行料を要求したりしている問題。
ついに私道がバリケードやチェーンで封鎖され、緊急車両を除く車両が通れなくなってしまう事態が発生。

長崎・青山町の団地内私道 所有者が一部封鎖 住民は法的措置検討へ 長崎新聞



こうした山を不動産業者が開発する時は、造成して道路を作って区画を割って販売して道路を市に寄付して市道(市が管理する道路)にして終わりというのが通常の流れです。
しかし業者に金がなかったりして、とりあえず家が建てられるだけの微妙に細かったりする道路を作って、住民の共有道路にしてお茶を濁したり業者が所有したままになっていたりするケースがあるのですね。

本来なら長崎市はこうした開発を許可するべきではないのですが、当時の法律には引っかからなかったのでしょう、通ってしまった。
住民の側も、安いからといって自分の家に行くまでに私道を通らなくてはいけない物件は買うべきではありません。

そして開発した業者、は潰れて私道は別の会社の所有になり、現在の所有者はなんとかして私道を捨てたがっているのでしょう。
市や自治会に譲渡を持ちかけたものの断られ、他に方法がないので通行料を要求したり、道路を封鎖したりしてみたと。

結論としては、私道の法律関係は囲繞地とか非常にややこしくてケースバイケースなので、裁判で決めることになると思われます。