走った方が速くて楽なのに、あえて歩く謎の競技「競歩」
とりあえず50kmから廃止されることに。

競歩50キロ、東京五輪が最後に 国際陸連が22年から距離短縮 日本経済新聞

人間がゆっくりペースで移動する場合は、走るより歩いたほうが楽。
しかし時速8kmを超えると、歩幅と歩数の関係から走った方が楽という状態に。

また競歩の速度はトップでも平均時速15kmと、マラソンの平均時速20kmと比較して、かなり遅い。
そのため夏場は汗や水による蒸散冷却も追いつかず、リオ・オリンピックでは選手が次々と体調を崩し倒れる地獄絵図となった。

そもそもカメラで足元を撮影すると、みんな地面から足が離れており、厳密には誰もルールを守っていないという衝撃の事実も先日のNHK「グッとスポーツ」で明らかに。

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エネルギー消費量からみると、時速8kmを超えたら走った方が楽なんです。だから、ゆっくり歩くなら、走った方がエネルギー消費量が大きいのですが、時速8kmを超えたら、歩いた方がエネルギー消費量が大きくなります。マラソンより相当なエネルギー消費量が多いので、かなりキツい種目です。