胸のしこりを摘出した手術の後、医師が胸を舐め自慰を行ったという患者の妄想(麻酔でのせん妄か)を鵜呑みにし、警察と検察が医師を逮捕・長期監禁した事件。
いくらなんでもそれはないという状況で、証拠もデタラメだったため、裁判で医師は無事無罪に。

日本国で痴漢冤罪が問題となって久しいが、未だに確たる証拠もない裁判がまかり通っているという事実に、日本のみならず世界に衝撃。
ひいては日産カルロス・ゴーンさんの長期勾留の是非にも飛び火しそうな勢い。

乳腺外科医への無罪判決が意味するもの(江川紹子) - Yahoo!ニュース
科捜研がDNA抽出液の残りを廃棄

乳腺外科医わいせつ事件、術後せん妄無罪判決を受けて 空気を読まずに生きる
検察は、この事件を典型的な「わいせつ事件」ととらえ、医学的に妥当な行為をもすべてスケベ根性で捉え、「わいせつ行為」だと主張してきました。法廷の中で、唯一検察だけが、最初から最後までこの事件を「スケベ事件」と捉え、その方向での立証に終始し、科学的な知見を尊重しない態度を貫いたと感じます。このような検察の姿勢は、実に非科学的であり、大いに問題があると感じます。