無添くら寿司がYahoo!の掲示板に色々と書き込んだ人物を訴えようとプロバイダーのソネットに開示請求するも敗訴、怒りの反論で炎上している件。
複雑なことになっているので法律的・衛生的に整理しましょう。

「無添加、イカサマくさい」と書き込んだ人物の情報開示、認められず 無添くら寿司運営会社が敗訴 東京地裁 産経
 判決によると、平成28年3月、株式情報を扱う掲示板に、ソネットのプロバイダーを利用する何者かが「ここは無添くらなどと標榜(ひょうぼう)するが、何が無添なのか書かれていない。揚げ油は何なのか、シリコーンは入っているのか。果糖ブドウ糖は入っているのか。化学調味料なしと言っているだけ。イカサマくさい。本当のところを書けよ。市販の中国産ウナギのタレは必ず果糖ブドウ糖が入っている。自分に都合のよいことしか書かれていない」などと書き込んだ。

http://www.kura-corpo.co.jp/release/170414.html
1点目は「何が無添なのか書かれていない」という点。
30年前より取引先様にもご協力いただき代表的な食材における四大添加物不使用の証明書を店舗に掲示しております。物理的に店舗内で全てを表示することができないことから、全食材の情報につきましては本部にて厳正に管理しております。
2点目は「果糖ブドウ糖は入っているのか」という点。添加物の話をしている中で、その範疇から外れた食品扱いの果糖ブドウ糖の話が出てくる、それがあたかも悪いものを当社が使っているという印象を与えかねない表現をしている点。


書き込んだ人も、くら寿司の方も頭が悪いのか、言っていることが意味不明なのですが、わかりやすく翻訳してみます。
くら寿司の「無添」というのは、例えばネギトロに食用油やアミノ酸を混ぜたりしていないと言いたいのでしょう。

しかしウニは保存にミョウバンを使いますし、豆腐にはにがり、ラーメンにはかんすいが必要です。
そのあたりの添加物について、くら寿司のページで確認することはできません。
この点については、書き込んだ人の「何が無添なのか書かれていない」という主張は正しいと言えます。
ただ果糖とブドウ糖(C6H12O6)は血糖値を上げやすいと言うだけの安全な食べ物で、くら寿司の主張が正しいですね。

法律的には、東京地裁が判決を出したように、この程度の書き込みで情報開示から名誉毀損訴訟を仕掛けて言論の自由を封じようとするのは異常で、さすがブラック企業と言わざるを得ません。
2010年には、くら寿司の異様な入社試験や内定辞退の強要が問題となりました。
こうした入社試験で賢い人は弾かれているのでしょう、法律的世間的にまずいということが会社に認識されていないのですね。

食品衛生法的には食品添加物を使っている寿司屋も安全だし、一部だけ使っている無添くら寿司も安全。
憲法21条言論の自由的にはアウトという感じでしょうか。

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