日テレ「世界まる見え!テレビ特捜部」で、金の採掘で生計を立てているフィリピンの村を紹介していました。

世界まる見え!テレビ特捜部|日本テレビ

穴を掘って生き埋めになったり、子供が働かされたり、金を水銀で溶かして集めたり、掘るところが無くなって水中の岩を削り始めたり、儲かった金を闘鶏ですったり。
村の偉い人も(水銀中毒などの)リスクは知りながら産業がないから止めたら死ぬと話していて、実に救いがない様子で興味深く拝見しました。

中でも金をアマルガム法で溶かしていたのは衝撃でした。
奈良の大仏を金メッキして大勢の人が水銀を吸い込み苦しんで死んだのが西暦745年。
2017年の現在もなおアマルガム法が使われているというのは、野蛮というかなんというか。



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