燃えにくい建材を使った家が糸魚川の大火から生き残ったと朝日新聞。

糸魚川大火に耐えた奇跡の1軒 08年完成「丈夫な家」:朝日新聞デジタル
 120棟が全焼した新潟県糸魚川市の大規模火災で、焼け跡に1軒の木造住宅がぽつんと立っている。


現場をGoogle Mapで確認してみると、建物の東が駐車場で、南が畑、北は3mぐらいの道。
延焼で危なそうなのは西側の住宅ぐらいですが、十分に余裕を持って建てていますし、風も北に向かって吹いていました。
当たり前なのですが、きちんとセットバック(道路が4mになるよう建物を後退させて)して建てているところも好感が持てます。

市街地の建物は燃えにくい建材で作るとか、建物と建物の間は空間をあけるとか、消防活動ができるよう道をあけるとか、法律で決められていることを他の人も守っていれば、これほどまでの大火になることはなかったでしょう。

ただ建築基準法等で規制される前の古い建物はセーフ(既存不適格)ではあるのです。
しかし法律は防災のことを考えて作られているわけで、既存不適格はリスクを伴います。
そして危険であることを承知で何十年も住み続け、今回は賭けに負けたということですね。

本来なら再開発して安全な街を作るべきでしたが、雁木通りと呼ばれる雪よけの庇が連なった古い町並みを観光資源にしたかったのでしょう。
町並みはそのまま残されました。
結果として雁木通りは燃え、現在は新潟県の観光紹介ページからも消されてしまっているようです。

雁木通り/にいがた観光ナビ - 新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ
雁木通り


図解よくわかる 火災と消火・防火のメカニズム
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