長時間残業させたり残業代を適正に支払っていなかったため、三田労働基準監督署に是正勧告を受けた音楽大手エイベックス。
この勧告に代表取締役の松浦勝人さんがブログで逆ギレ。
「自分が好きで働いていても法律で決められた時間しか働けなくなる可能性がある」と、長時間労働を肯定。
「ごく一部の目立つ企業だけは何故か見せしめのような報道をされる」「はっきり言って名誉毀損に当たる」と、毎日新聞まで批判した。

エイベックスHD 労基署が勧告 違法な長時間労働で 毎日新聞
 実労働時間を管理していない▽長時間残業をさせている▽残業代を適正に払っていない−−と指摘された。勧告は9日付。

 同社関係者は「部署によっては、社員は土日祝日も関係なく働かされ、年間数日しか休めない」と明かす。

労働基準法 是正勧告とは 松浦勝人オフィシャルブログ 『仕事は仕事で遊びは遊び』
戦うべき時は相手が誰であろうと僕らは戦う。それが僕らの業界とこの国の未来のためだと思うからだ。


そもそも松浦さんと社員は別の人格で、社員が長時間労働を望んでいるかどうかはわからない。
松浦さん個人は役員なので、長時間労働するのは自由。
音楽業界特有の事情で、不規則・長時間の労働が必要とされるという理屈は考慮する必要があるとしても、残業代の(一部)不払いは正当化できない。
また毎日新聞の報道を名誉毀損だとまで言うなら、具体的な労働状況を説明するべきと思われる。