さて爆笑問題の太田光さんが安倍総理を強く批判していたにも関わらず、総理主催の桜を見る会に出席して媚を売っていたということで失望する向きが広がっています。



確かに憲法9条の固持を主張する太田さんと、改憲を悲願とする総理では大きく主張が異なり、挨拶程度の付き合いならともかく、呼ばれて出席して握手していたのでは変節と捉えられても仕方がありませんね。
まあ太田さんは以前にも発言が原因で干された過去がありますので、妻が経営する事務所の付き合いから仕方なくというところもあるのでしょう。

類似した例としては「お笑い北朝鮮」や「お笑い創価学会 信じる者は救われない」という過激な書籍を書いたテリー伊藤さんが、日テレの情報番組「スッキリ!」に出演していた時は無難な発言しかしなかったということがあります。
あまり言い過ぎるとスポンサーや圧力団体からクレームが着て番組を降ろされ、数千万から億のギャランティが無くなってしまうということで、損得勘定からの判断ですね。

太田さんの事務所も売上が何億円かあるはずですから、政治的な主張の隔たりを理由にして総理のお誘いを蹴って、仕事が減少したら大事です。
総理からの圧力が無かったとしても、スポンサーや番組制作者に敬遠されてしまえば終わりです。
太田さんが書いた憲法九条の本が売れて年間で何億円かの印税が入ってくれば話は変わってくるのでしょうが、大人しくしていたほうが短期的に叩かれても番組出演料で安定した収入が入ってくると判断したのでしょう。

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)
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