輸血に含まれていたデングウイルスで感染した事例が海外で報告されていると日本赤十字社。

輸血でデング熱、海外で5人=3公園訪問者の献血制限−日赤 時事
 日赤などによると、輸血による感染は2002〜07年、シンガポールで3人、香港とプエルトリコで各1人確認。うち4人が発症し、1人は重症化した。日本でこうした事例はないという。


日本赤十字社では、蚊によるデング熱の感染が報告されている代々木公園周辺(NHK放送センターは隣)、新宿中央公園、外濠公園に出かけた人に4週間は献血をしないよう呼びかけている。

デング熱の国内感染例を受けて(第四報)〈献血制限と確認事項〉

輸血や血液製剤を巡っては、過去にウィルスを排除できず肝炎やHIV感染の原因となったことから、リスクのある人物の血液を排除する方針に。
クロイツフェルト・ヤコブ病のリスクから、イギリス渡航歴のある人(現在は1ヶ月以上滞在に緩和)、プラセンタ製剤を使用した人の献血を断っている。

ヒト胎盤(プラセンタ) - 日本赤十字社

週刊ニューズウィーク日本版 「特集 感染症 新たなリスク」〈2014年 9/16号〉 [雑誌]
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