NHK「総合診療医ドクターG」で生焼けの豚肉を食べて脳ミソが寄生虫に食べられた人の話をやっていました。
再現VTRを見て患者の病気を当てるというのが趣旨の番組で、症状は手が震えたり痙攣で倒れたり。
海外に出かけた先で豚肉を生で食べていたというのがポイントとなり、寄生虫症と診断されていました。

豚肉に入っていたのは有鉤嚢虫(ゆうこうのうちゅう)という虫で、豚やイノシシの筋肉に寄生し、人間が食べると体内で孵化、運が悪いと脳を食い荒らすという重篤な症状を引き起こします。
有鉤嚢虫は中国ロシア韓国アフリカ中南米などに広く分布、2月には中国貴州省で生の豚を好んで食べていた青年の脳から19匹の有鉤嚢虫が発見され、世界に衝撃を与えました。
また日本国内で韓国産キムチを食べた女性が感染したケースが報告されており、感染源は豚肉に限りません。
しかし生の豚肉が危険であることに代わりはないので、必ず火を通してから食べましょう。