秋田県に大きな干潟を干拓して作られた大潟村ってところがありまして、日曜日の深夜に日テレでドキュメント番組を放送してました。



大潟村は大規模農地で大規模な農業ができるという触れ込みで村民を集めたのですが、ちょっと経ったら全国的に米が余ってたので大潟村も減反を求められたわけです。
従わなければ田圃を取り上げるとお国に言われ、従わなかった人は土地収用がかけられ、それでも米を作り続けたら損害賠償請求されて家を取り上げられ行方不明に。
国の指示通りに作物を切り替えても、そこはもともと湿地帯でうまく育たず自殺者が続出。
米作りに戻って産直をやり始めれば闇米の親玉だと批判され、軌道に乗ったと思えば米の自由化と需要減で先細りになると。

非常に救いのないドキュメントだったのですが、長期トレンドとして米需要の減少と米価の下落は明らかだったわけで、早めに村民に賠償金を支払って余所に行ってもらえばここまでもめることもなかったのかなと思いました。