YouTubeにアップされた尖閣衝突ビデオにNHKが解説を加えて流したり、法的な妨害にあってマスコミが追い切れない産廃問題の追求をウィキリークスが請け負ったり、ネットとマスコミが協力し合う新たな時代が到来しつつあるねと津田さんたち。

日本人が知らないウィキリークス (新書y)日本人が知らないウィキリークス (新書y)
小林 恭子 白井 聡 塚越 健司 津田 大介 八田 真行 浜野 喬士 孫崎 享

洋泉社 2011-02-05
売り上げランキング : 137

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


非常に興味深いと思ったのは、ウォーターゲート事件でおなじみワシントンポストのボブ・ウッドワード主幹は捕まえるべきか?という議題。
ウィキリークスのジュリアン・アサンジは外交機密を暴いたとして批判されているが、それなら政府高官からリークを受けたボブ・ウッドワードも批判されるべきというのだ。
確かに同じようなことをしているのに、マスコミだけ保護されるというのはおかしい。
公益性のある報道なら、どちらも認められるべきだろう。

最近では、尖閣ビデオを流出させた海上保安官が賞賛され、八百長メールをリークした警察が一部で批判されるという逆転現象も発生しており、このあたり非常に興味深い。