イスラムの方が、日本には土葬するところがないと、困ってみえるようです。

イスラム教徒お墓不足、土葬可能な場所少なく YOMIURI ONLINE

日本も少し前までは土葬をしていたのですが、衛生上の問題とか、お墓のスペースとかの問題で、今はほとんどが火葬に。
やはり遺体というものは、感染症の塊と言ってもいいぐらいでして、ヨーロッパで黒死病が蔓延した原因は土葬だとか、モンゴル軍がペスト患者の遺体を敵の城に投げ入れたりするなど、洋の東西を問わず、遺体による犠牲者は数えきれません。

お墓のスペースの問題としては、火葬に切り替えて土地の有効利用を計った日本と比べ、土葬の習慣が根強く残る韓国では、お墓が増えすぎて生きている人たちのスペースが圧迫され社会問題に発展。

韓国人はなぜ墓地に埋葬するのか KONEST

最近では政府の呼びかけにより、火葬率が70%になったそうですが、まだまだ土葬を望む人も多いようです。

逆に、イスラムが生まれた砂漠地域においては、遺体をそのまま埋めても乾燥しているので衛生上の問題は起こりにくく、埋葬するスペースもたっぷりあるため、土葬が合理的だと言えるでしょう。

寒くて樹木も少ないチベットで鳥に遺体を食べてもらうように、それぞれの地域に合わせた埋葬の仕方が良いのだと思います。

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