このあいだ放送してた「大家族石田さんチ」で、日テレの子会社「ヌーベルバーグ」で契約として働いてた坊ちゃんがきついし給料も安いし未来が見えないなんて言って会社辞めるの辞めないのって言ってたので興味深く拝見してたんですけどね。
ディレクターの田淵という人が、全力で引き留めにかかるわけですよ。
居酒屋で石の上にも3年みたいなことを話したり、スタッフを連れてアパートに押し掛けたりして、すごくキモかった。

しかし彼の立場に立って考えてみると、自分に影響されてテレビ業界に入った人が辞めてしまうというのは、自分を否定されるような気持ちになるのかなと。
テレビ業界は待遇が悪い分、モチベーションでカバーしているみたいなところがあるから、アイデンティティを守るため言わずにはいられなかったんだろうね。

週刊フラッシュに日テレ給与大幅削減という記事が載っていたけど、上でこれだと下の方はもっと大変だろうから、業界に希望を持てずに辞める人も出てくる。
そこら辺を見せてくれたのは良かったなと。

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)