鳩山由紀夫という人間は思いつきで言葉を発し、それを信じた人たちを裏切ってきた。
森省歩(せいほ)さんが書いた「鳩山由紀夫と鳩山家四代」には、これまでに鳩山総理の発した虚言がまとめられている。

鳩山由紀夫と鳩山家四代 (中公新書ラクレ)

鳩山総理が初めて選挙に出馬した時、日本海に転がる無尽蔵のマンガン団塊を利用して室蘭に世界的な産業を興そうと訴えた。
しかし当選した鳩山総理の口から具体的な商用利用について語られることはなかった。

次いで室蘭にブリヂストンのテストコースと関連工場を誘致すると話し出した。
しかしこれも実行に移されることはなかった。

1994年、北海道知事選に名乗りを上げたが、新党さきがけの武村さんに留意され、関係者に何の相談もなくドタキャン。
選挙準備を任されていた武谷は梯子を外され唖然とし、出馬のスクープを報じた全国紙の記者は誤報の責任を取って左遷されたという。

なぜ、こうした無責任な発言をくり返す人物が総理になったのか。
まずは投票した北海道9区の有権者、次にマスコミ、最後に調査不足あるいはうまくPRできなかった自民党の責任であるといえるだろう。