漫画家の唐沢なをきがNHK「マンガノゲンバ」の取材を受けたが、あまりに失礼な態度だったので取材を拒否。
しかもその顛末を漫画にしてしまうという暴挙に出た。
問題の漫画は月刊コミックビーム10月号に掲載されている「マンガ極道」
あらすじは特撮の漫画を描いている漫画家にMHK「マンガNOW」の取材が来るというもの。
「子供の頃から特撮の漫画を描きたかった」というディレクターの筋書に沿ってインタビューに答えるよう強要され、耐えきれなくなった漫画家が切れて番組がお蔵入りになってしまう。
ディレクターが先入観を持って絵を取りに行くという番組作りのやり方は仕方のないところもあるだろう。
しかしだからと言って、相手を自分の期待通りにしゃべらせるというのはいかがなものか。
一つの漫画を読んで、漫画家の人格が理解できるはずもないのに。
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唐沢さんのブログでも妻のよしこさんが今回の取材の件について説明している。
取材の対象になった「ヌイグルメン!」
NHKの取材をネタにした「マンガ極道」
唐沢さんが漫画を作るように、彼は番組を作っていたのでしょう。
昔であれば、だらだらテープを回しておいて、好きなだけ喋らせて、あとで編集すれば良かったのでしょうが、今では経済的にも、時間的にも、それは許されなくなっていて、必要なシーンだけ撮りたいということになっていたのではないでしょうか。
打合せもしていて、進行表も渡されておいて、知りませんでした・見てませんでしたというのも可哀想な気がします。
取材させてやる、というのは事実でしょうが、受け入れたにもかかわらず、事前に渡された進行表を読まないなどの非協力的な態度は唐沢さんにも問題があるのではないでしょうか。何をしたいか、そこに書いてあったと思います。
ただ、最近の若者はコミュニケーションが下手で、言葉の足りない人が多いのも事実。NHKの方もしっかり打合せをして、事前に確認すべきでしたね。
どっちもどっちな気もします。