
京都で「ダッシュ村」と称する農業生産法人が出資金を集め始めた。
京都の農業法人「ダッシュ村」 “作物付き”一口農場主募集 フジサンケイビジネスアイ
農業生産法人の「京都府天田郡みわ・ダッシュ村」(京都府福知山市)は1日から、出資者である「一口農場主(消費者株主)」の募集を始めた。清水三雄社長が保有する全株式(資本金9990万円)の25%を、出資を希望する法人・個人に譲渡する。農業ビジネスに法人や個人が広く参画できる機会を提供するのが狙い。
記事にリンクされた「ダッシュ村」のHPを見ると、株を買ってくれというのに貸借どころか数字らしきものが見あたらないのは気のせいだろうか。
代わりに農作物を株主優待として送るとか、農地が高く売れるかもとか、上場してないのにキャピタルゲインがどうのとか、どうでもいいことがメリットとしてあげられている。
事業内容も耕作放棄地を買い取って無農薬の作物を作るという、ありがちな妄想が書き連ねてあり、破綻するのは時間の問題。
日本テレビの「鉄腕DASH」から村の名前をパクっているのも、法人としていかがなものか。
だいたいあれもやらせじゃないけど、スタッフが何人も泊まり込みで農作業して、おいしいところだけTOKIOが来て撮影する番組だから。
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事業内容の説明はありますけど、経営内容の説明が見当たりませんよね。少なくとも、債務超過でないことぐらいの確認はしたいですよね。
キャピタルゲインの話も愉快ですね。
でもこれは、次回募集時に募集株価をつり上げる目的のように見えます。
株の種類も書いてないですね。普通株なのでしょうか。