グーグルに勝つ広告モデル (光文社新書)

新聞の折り込みチラシが安くて5円ぐらい?
それと比べると確かに安い。
でもPV単価0.1円とか成果広告もあるネットと比べると割高感があるかも。

1時間番組のあるあるのスポンサー料が1億円で、視聴率10%で1000万人とすると、CM10個。
だいたいそんなかんじ。
でもクソ番組を視聴することで被った被害額は1000万人×時給1000円として100億円、プラス健康食品につぎ込んだお金。
軽く100倍以上の損害が出るのだから、広告ビジネスモデルは罪深い。

あんまりテレビ広告を出さないBMWのケースに触れ、理由は費用対効果が悪いからと。
高価な車だからテレビを見てる人のほとんどが買えないし、お金持ってる人はあんまりテレビを見ない。
同じく富裕層をターゲットにしたレクサスも同じ広告戦略をとっている。

そしてマスコミからネットへのシフトに警告。
Wikipediaの例を出して、便利だけど元ネタに金が回らなくなったらどうすんのと。
このあたりの情報タダ乗り論は切り込み隊長も憂慮してらっしゃるところです。

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