「ホテル・ルワンダ」の劇場パンフレットに、町山氏が「日本でも関東大震災の朝鮮人虐殺からまだ百年経っていないのだ」と書いたことは適切か、という論争。

町山氏はこう主張している。
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

「ホテル・ルワンダ」と「帰ってきたウルトラマン」
『ホテル・ルワンダ』を観て、「アフリカは悲惨だな。先進国が何かアフリカのためにしてやれることはないか」と思うのは、間違っている。

『ホテル・ルワンダ』なんか何の役にも立たない!  この人を見よ!
このルワンダの事件を、遠いアフリカの出来事として観ても意味がない。

ところが、ポール・ルセサバギナ氏本人はこういっている。
「今、アフリカで何がおこっているか?『ホテル・ルワンダ』のメッセージ」
ほっとけない世界のまずしさキャンペーン ニュース2006年01月24日

最後にルセサバギナ氏は日本の市民に対して、(1)『ホテル・ルワンダ』が今アフリカで起こっていることに関心を持つ契機(『目覚まし:Wake UP Call』)になることを願い、このことを多くの人に伝える「メッセンジャー」になってほしいということ、(2)日本の市民の皆さんにはアフリカの政府を支援するのではなく、アフリカの『人々』をNGOを通して支援してほしいという強いメッセージを発信しました。

『ホテル・ルワンダ』は1994年、3ヶ月の間にツチ族と穏健派フツ族に100万人もの犠牲者を出したルワンダの大虐殺下で実際にポール・ルセサバギナ氏の身に起こった実体験をもとに作られています。

どうも町山氏にはメッセージが間違って伝わっているように感じる。

気が付くってもしかして不幸なことかも

「ホテル・ルワンダ」を見て
関東大震災なんて、強制連行より全然前じゃん

強制連行 ウィキペディア(Wikipedia)
第二次大戦中、日本が労働力確保のために植民地や占領地から強制的・暴力的に人々を連れ去ったことを意味することが多い。

これも、町山氏にかかるとこうなってしまう。
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

『ホテル・ルワンダ』なんか何の役にも立たない!  この人を見よ!
つ鮮人は戦後、日本人に悪いことをしたから大震災の時、虐殺されても当然だ。
→い海凌佑蓮第二次大戦敗戦後に関東大震災が起こったと思っています
→あと、せめて関東大震災と第二次大戦の順番くらいは知らないと非国民でしょ、義務教育で習うんだから。

「関東大震災のとき、朝鮮半島出身者による犯罪があったのではないか?」と理解すべきところを、町山氏は「朝鮮人は戦後、日本人に悪いことをしたから大震災の時、虐殺されても当然だ」と誤読してしまった。
それに「趣味のWEBデザイン」や「愛・蔵太の気ままな日記」や「ARTIFACT」といった大物まで釣られてしまったというお粗末な結果に。
一切の反論を許さないなんて、まるで911直後のアメリカみたいな雰囲気ですね。


3月1日追記

名前の間違いを訂正しておきました、訂正前はこちら。
はてなブックマーク「ホテル・ルワンダ」をめぐる論争

はだしのゲンについてはこちら。
棒太郎の備暴録 radical memo by boutarou - 映画「ホテル・ルワンダ」パンフレットを巡って,コリア系日本人町山氏とある映画ファンとの間の論争勃発(祭りだぉ)

関東大震災についてはこちら。
愛・蔵太の気ままな日記:関東大震災における虐殺された朝鮮人は何人?(まとめ)


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