すてきな宇宙船地球号 [第417回] 2月19日
「台所から地球が見える」〜 タラバ蟹を育むアムールの神秘〜

タラバガニを水揚げする漁師。
オホーツク海が豊かな漁場になっているのは、ロシアの鉄分豊富な湿原がアムール川に注ぎ込んでいるから。
極東ロシアの少数民族のナナイ人のセルゲイさんは、川でとれた鯉を小さなナイフで器用におろしてあぶって食べる。
アムール川はロシアの大地を潤し、オホーツク海を豊かにするかけがえのない川だ。

しかし昨年11月、アムール川の上流、黒竜江と呼ばれている中国で石油化学工場が爆発、大量のベンゼンが川に流れ込んでしまう。
テレ朝はこの影響を「たいしたこと無い」と表現したが、偽りであることはいうまでもない。
映像を流しただけでも良しとしよう。
アムール川 ウィキペディア(Wikipedia)
このアムール川は栄養が豊富であり、サケ類をはじめ豊かな水産資源に恵まれ、道北はよい漁場になっているが、中国吉林省吉林市で2005年11月13日に起きた石油化学工場の爆発事故により、支流の松花江に流れ込んだ有毒な大量のベンゼン化合物による大規模な汚染をはじめ、近年は中国側の経済発展及び環境保全の概念がない計画等による開発(中国では旧日本陸軍の化学兵器による等としていることが多い)のため、河川の汚染が深刻になりつつある。そのことにより、ロシア側アムール川周辺住人や下流のオホーツク海等の環境汚染により日本も警戒している。

中国は問題ないと笑顔で発表したが、そんなことを信じるロシア人はいない。
特に飲料水をアムール川に頼っているハバロフスクの人はキレまくり。


アムール川の源流はモンゴル高原へとつながっていて、そこが砂漠化していることはこのブログで何度も触れた通りだ。
島国に住んでいると国際河川というものを理解しにくいが、水資源の奪い合いがおこったり、汚染物質をたれ流すモラルのない国が1つあるだけで流域諸国は甚大な被害を受けるのだ。


実況で拾ったおまけ

【中国,ロケットの打ち上げ失敗により町が消滅】


関連リンク
水を断って城を落とす 本当は痛いテレビ番組
吉林省の中国石油吉林石化公司における爆発事故とアムール河汚染
アムール川はオホーツク海に注がれるので、海産物に影響がないか心配です。
 Yahoo!知恵袋
中国の7色に輝く河川と食品 アジアの安全な食べ物

ウォーター・マネー
ウォーター・マネー
posted with amazlet on 06.02.20
浜田 和幸
光文社 (2003/11/20)
売り上げランキング: 43,021
おすすめ度の平均: 4
4 水の重要性を再認識させられます