テレ東の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」がここんところきている。
今週は、マングローブの森に住む巨大ガニや穴子を素手で捕まえ、ハブがうようよしている森を裸足で歩き、罠に落ちたイノシシをロープ一本で縛り上げる奄美の野人。
先週はなんと一日に4万キロカロリー、20キログラムを平らげる大食い女性が出ていた。
実に地上最大の肉食獣ホッキョクグマが一日に食べる食事の量の、倍。
食費も尋常ではなく、月に30万。
職場は当然のようにレストラン。
とにかく朝から晩までひたすら食べ続ける。
晩ご飯の買い出しにスーパーに出かけ、相撲部屋かと思うほど大量の食材を買って帰宅。
豆腐を10丁ほど使って大量の麻婆豆腐を作り、ごはんを5合炊く。
食べているうちに炊飯器でもう5合炊きあがって、それも食べる。
晩ご飯は麻婆丼一升。

いくら何でもそんなに食べたら糖尿とか肥満とか消化器がぼろぼろになったりするだろ、と思ったのだが、体型も普通で医者に診せても問題なし。
この女性は胃の出口の幽門が閉まらなくて、食べたものが胃で消化されずに次から次へと消化器官を通り抜けてゆくだけなのだ。
その分トイレの回数も多く、一日に20回以上。
あまりに燃費が悪すぎる。
まるでラッコのようだ。

ラッコは寒冷地の生き物なのに、寒さに耐える皮下脂肪を持ち合わせていない。
消化する効率も悪く、食べたものをほとんど消化せずに排出する。
その代わりたくさん食事をする、ウニとかアワビといった高級品をむさぼるように。
北海道の漁師にとってラッコは悪魔だ。

利尻昆布を食べておいしく育ったウニがあることをかぎつけて、やつらは北の海からやってくる。
ふつうの生き物なら鋭いとげで身を守るウニに手出しはできないが、道具を使うやつらには通用しない。
固い殻を持つアワビだって、石を使ってたたき割ってしまう。
海流に流されないように昆布を体に巻き付けて、あたりのウニやアワビを食べ尽くすまで居座りつづけ、食べるものがなくなると去っていく。
昔はけっこう殺していたらしいが、今じゃそんなことは無理な話だ。
高級ウニを食べ尽くすやつらを、漁師は拳を握りしめながら耐えるしかないのだ。


参考リンク

所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ バックナンバー テレビ東京
旭山動物園クラブ

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