最近クローズアップ現代が熱い。

1月23日(月)放送「世界の魚が中国へ 〜日本への波紋〜」では、「魚を食べているから日本人は賢いんだ!人民よ、不老長寿の万薬、魚を食べよ!」との大号令で、13億人が魚を食い尽くす恐怖。
1月24日(火)放送「値段0円 フリーペーパーの舞台裏」では、若者の活字メディア離れ、ネット中心のライフスタイル。
1月25日(水)放送「シリーズ ライブドアの衝撃〜暴走の軌跡〜」では、ライブドアの急成長。
1月26日(木)放送「シリーズ ライブドアの衝撃 揺れた株式市場」では、ライブドアとマネックスのタッグで地獄を見たデイトレーダー。

そして今日の 「日本のクワガタが危ない」
ムシキングが作り上げた昆虫ブーム。
里山の朽ち木を片っ端からたたき割り、中にいるオオクワガタの幼虫を採集し、ヤフーオークションで販売する不届きものが増え、クワガタどころか生息環境までが脅かされている。
外国産クワガタが越冬して定着し交雑種まで発生。
セガとソフトバンクと昆虫ショップとテレビ東京のおかげで、日本のクワガタは全滅寸前です。

ファインディング・ニモ」がヒットしたせいで、カクレクマノミが乱獲されたこともあった。
クマノミが人間にさらわれた子供を取り返しに行く話なのに。
かわいいチワワが出てくるコマーシャルのせいで、一家離散したり首を吊ったりする人が大勢いることはいまさらいうまでもないが、急増したチワワの需要を満たすために無理な交配がおこなわれ、かわいそうなチワワが大勢生み出された。
シベリアンハスキーが流行ったときは、大きくなって飼い切れなくなったハスキーがたくさん捨てられた。
一時期ナタデココが流行って、フィリピンかどっかの人が借金して工場を造って増産したらブームが去っていて娘を売ったって話をしてたのは鈴木みそだっけ。

軽薄なブームは多くの悲劇とセットになっている。


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